後のひな祭り 東之華氏作 雛人形展示即売会
藤袴祭を開催するこの10月初旬、旧暦を採用していた江戸時代まで「重陽の節句」という年中行事が行われていました。菊は現在の天皇家の紋として知られますが、古くから長寿の象徴とされていました。
旧暦の9月8日の夜に絹綿を菊の花の上に置いて、朝露に濡れた綿で翌日体を拭うと長寿を得るとされ(紫式部日記に記述あり)、年中行事の中でも五節句の一つで重要な行事でした。
この旧暦の9月9日は新暦の10月初旬にあたり、藤袴の花が咲く頃、菊も見ごろを迎えます。平安時代では香りのあるものは邪気を祓うとされ、「蓬、菖蒲、楝、藤袴、菊」は香りが高く大変好まれた植物です。この時期に菊の花を飾り、菊酒を飲み、菊の花びら湯に浸かり、菊の花を入れた菊枕にして長寿を願ったのが重陽の節句です。
今また九月九日に賞す児女多し、俳諧これを名付けて後の雛とす 滑稽雑談より
この時女の子の長寿を願い虫干しを兼ねた雛人形を飾った「後の雛祭り」が行われていました。
この度、新暦採用に伴い衰退した風習の復古をテーマに、藤袴祭にあわせて雛人形の展示即売会を行います。展示会場では藤袴の乾燥葉を置き香りを楽しんでもらう演出も予定しております。
日時
2021年10月9日(土)10日(日)※
10時~16時
場所
下御霊神社 接待室
主催
人形巧房ひなや 人形作家 東之華氏
お問い合わせ
以下EmailもしくはTwitterのDMでお問い合わせください。
Email rnfhg321@yahoo.co.jp
Twitter @maisyonagon
藤袴祭における藤袴の展示取りやめに伴い、予約者に限定して実施いたします。体験風景については写真・動画等でお伝えできるよう検討しております。