この時期は、藤袴の鉢の手入れ、土や挿し芽の準備などをします。
昨年の藤袴祭で使った鉢は土と底石にふるい分けて再利用します。
土はコンポストに入れて再生土にします。底石と鉢は洗って、今年の藤袴祭に備えます。
この時期は単調で汚れる作業を淡々とこなしていきます。
鉢の整理と並行して、今年の藤袴祭のための挿し芽を準備します。
藤袴の挿し芽を作るために切り取った葉を乾かします。
湿気ると色が黒くなるので、カラッと晴れた日に一気に乾かしたいのですが、
なかなかタイミング良く晴れなかったりで難しいです。
乾燥させた葉は匂袋として販売しています。
販売で得た収益は全額育成費にあてています。
匂袋は革堂行願寺にて販売しています。
まとまった数をご希望の場合は、コンタクトフォームからお問い合わせください。
ほかにも、藤袴のリフレッシュミスト、入浴剤なども販売しています。
藤袴の効用を大学の研究室に調べてもらったところ、
藤袴は良い香りがするだけでなく、消臭効果と美肌効果がとても高いということがわかりました。
平安時代の貴族は藤袴を匂袋にして身につけていたそうです、
当時は今のように毎日入浴しないため、藤袴は良い香りに加えて消臭効果の面でも好まれていたのかもしれません。
育成場所としてお借りしている革堂行願寺裏庭の落ち葉を掃除したところ、
土は状態が良さそうなので、コンポストに入れて腐葉土にする予定です。
ボランティアの方に発酵バケツというものをいただきました。このバケツに落ち葉を入れて発酵菌を増やした後コンポストに入れます。
土作りは毎年苦戦していますが、今年はいつもより色々なことが試せています。
今年は土を買う量が少なくなる予感がしています。