2021年度 源氏藤袴会総会のご報告

御所南小学校にて源氏藤袴会総会の写真

令和3年(2021年)4月18日(日)に、源氏藤袴会の総会を無事に滞りなく終了しました。

参加いただいた皆様、お忙しい中、またコロナ禍の中、足を運んでいただきありがとうございました。

総会の内容を簡単にまとめてご報告します。

来賓挨拶

・京都市都市緑化協会 佐藤正吾様

梅小路公園を拠点に2009年から活動しています。KBS京都と共同で今までイベントしていましたが、今年はコロナ禍でKBS京都が参加できないため、単独で藤袴のイベントを予定しています。近くには京都水族館と鉄道博物館があり、広い芝もあります。お近くの方はぜひきてみてください。

京都市都市緑化協会、佐藤正吾さま写真

・深草藤袴の会 北仲重郎様

京都内でも初期の頃からビオトープで藤袴を育てています。規模も大きく立派な藤袴が育ちます。挿し芽もたくさんあるので、もし源氏藤袴会で足りなくなってもお貸しできる十分な育成をしています。春の新芽は秋よりも香りが良いので、ぜひ源氏藤袴会に匂袋にしてもらってたくさんの人に楽しんでもらいたい。

深草藤袴の会、北仲重郎さま写真

・会計監査報告 小畑富美子様

初年度から6年ほど監査をしています。100万円を超える予算、決算となり団体として成長してきて、感慨深い気持ちでいっぱいです。これからも健全な運営をがんばってください。

会計監査報告、小畑富美子さま写真

源氏藤袴会会長 馬場 備子より

源氏藤袴会事業報告、会長馬場写真

令和2年度事業報告

1年目は100鉢からスタートした本会も1200鉢を育てるまでとなりました。おかげさまで藤袴祭に並ぶ鉢も年々増えてきています。

今年から新しく興聖寺と報恩寺での地植えをはじめました。藤袴育成の啓蒙活動につながる仲間が増え心強いです。

令和2年度決算報告

今年は一部の交付金がおりなかったため苦しい運営が予想されました。しかし、花博の助成金が代わりに通ったため運営をすることができました。京都府の交付金については本年度も応募予定です。

令和3年度事業計画

今年も藤袴祭は開催予定(10/8〜11の予定)。昨年好評だった藤袴湯をしてくれる銭湯、サウナを増やす計画。

また、今年は新しく平安装束の着装体験、着付けショーを下御霊神社にて行う予定です。藤袴は平安時代の貴族に好まれた香りで匂い袋として身につけたり、蘭湯として厄払いに使ったりと文化的つながりも深いです。みなさんに楽しんでいただけるものにしたいと考えています。

また、藤袴祭のメイン通りとなる寺町通の防犯灯に「藤袴祭」の旗を製作して提げる予定です。認知度のUPと祭の雰囲気を盛り上げたいと思います。

ボランティアで来ていただいた方への藤袴育成講座も計画中です。枯れてしまったりしてモチベーションが続かない場合もあるので、できるだけフォローしたいと考えています。

令和3年度藤袴育成活動計画

本会育成鉢1000鉢+深草藤袴の会150鉢、地植え50ヶ所、学校・各会場200鉢(1000鉢に含む)、挿し芽4000~5000芽目標。

育成地として新たに旧生祥小学校の敷地をお借りできることとなりました。歴史的に価値のある建造物ですので、藤袴も映えそうで楽しみです。

普段育成協力いただいている革堂に雨水タンクを設置予定です(補助金が2/3出ます)。鉢が増え水道代がどんどん嵩むようになってきてしまったため、できるだけ低コストで藤袴を育てられる環境を整えたいと思います。

令和3年度予算案

京都府の交付金を再チャレンジします。基本的な出費は前年度と変わりません。前項にあげた雨水タンクの設置を予定しています。

会員、寄付金が順調に増えていますので、これからも啓蒙活動を続けていきます。また、藤袴コスメの製作、販売を広げていき、藤袴の効能の素晴らしさ、香りの良さを多くの方に実感してもらえるよう力を入れていきます。

その他来賓より

・龍安寺参道協働はな街道プロジェクト 松山國男様

龍安寺周りの参道に草花を育てる活動を10年以上しています。藤袴を知りぜひ育てたいと思いお声かけしました。嵐電沿線に藤袴を育てるプロジェクトや、立命館大学の衣笠校とも連携した活動をしています。藤袴は素晴らしいです。ぜひ広げていきましょう。

龍安寺参道協働はな街道プロジェクト、松山國男さま写真

・NPO法人環境カウンセラーズ京都 金田由紀夫様

花街のお茶屋さん数件に藤袴を育てる啓蒙をしましたが、近隣のビルで日光が遮られ坪庭に光が入らないためなかなか実現化は難しいようです。一方、南山城村にある野殿の森に藤袴を植えました。野殿の森は、私と仲間で山と谷で遊べる里山づくりをめざしてはじめた環境教育活動で、2021年4月にオープン予定です。

NPO法人環境カウンセラーズ京都、金田由紀夫さま写真

以上です。


総会は会員以外の方の見学、参加が可能です。もしご興味があれば、次年度総会のご参加をお待ちしております。

年々、多彩、多様な方が集まってお力添えいただいており、大変感謝しております。関わる人や地域が増え、とても嬉しく思います。

私たちは、紅葉の前の10月、京都中が藤袴の薄紫色で染まり、藤袴のよい香りで包まれる景色を目標に活動しています。

これからも源氏藤袴会をよろしくお願いいたします。